不動産売買契約の流れ

マンション売却で売買代金を全額もらうタイミング

マンション売却で不動産売買契約してもすぐ売買代金が全額もらえない

はじめてマンションの売却される方、またこれからマンションの売却をご検討されている方は
ぜひ知っておいていただきたい知識です。

とくに売却を急がれている方は必見です。

マンション売却だけに限らずですが、不動産売買契約しても
すぐに売買代金全額もらえないのってご存じでしょうか。

一度でも不動産売買をしたことある方でしたらご存じだと思います。
はじめて不動産売買の取引をする方は知らずにおちいってしまうあるあるです。

 

マンション売却で売買契約だけでは完結しない

マンションの売却で不動産の売買契約をしても、すぐに売却代金の全額はもらえないことのほうがかなり多いです。
例外的に売買契約の日に売買代金全額貰えるケースもありますが、
不動産の売買契約後、売買代金全額支払われるまで一定期間かかります。
日常生活の物販の購入などと違い契約だけで完結しません。


マンション売却などの不動産売買契約は、契約した後に
売主・買主お互いもしくはどちらかがお金と不動産を交換する前までに
やらなければならないことがある約束・契約なっているからです。

この契約後にやらなければならないことで時間が掛かります。
やらなければならないことに応じて、不動産売買代金の全額がもらえるタイミングに違いが出てきます。
まずは、不動売買契約の流れを知っておく必要があります。

 

マンション売却における不動産売買契約の4つの流れと具体例

不動産売買の契約を流れを知っておく必要あります。
売買契約締結後、お金と不動産を交換する日「決済」(けっさい)っというがあります。

不動産売買のケースによって違いはありますが、オーソドックスなケースをご紹介いたします。

<具体例>

STEP1.不動産売買契約締結

      ↓ ↓ ↓

STEP2.手付金支払い 不動産売買契約と同日 売買価格5%前後
買主から売主に支払われます。

      ↓ ↓ ↓

STEP3.売主の住宅ローン解除手続き
    買主の住宅ローン申込・銀行からの融資の正式審査承認
など

    ※1ヶ月~1ヶ月半くらいかかります。

      ↓ ↓ ↓

STEP4.決済(けっさい)お金と不動産を交換する日
    ※ようやくこの日に不動産の売買代金全額がもらえます。


STEP3により不動産の売却代金全額が支払われるタイミングが違います。
マンションの売却であれば、おおよそ不動産売買契約から1ヶ月後ぐらいで決済になります。
売却する場合、住宅ローンが残っているケースが多いので、住宅ローンの解約手続き、抵当権抹消手続きという不動産担保の設定を解除するための手続きに必要となる書類作成で時間が掛かります。
銀行などの借入先の金融機関に書類を作成してもらう必要となります。この書類作成に時間が掛かります。
また買主が住宅ローンを使う場合、住宅ローンの正式審査の承認がおりるまでに時間が掛かるケースもあります。
それ以外にも引っ越しのための期間が必要とか、リフォームや修繕工事をする必要があるとかで期間は変わってきます。

 

マンション売却の不動産売買契約で売却代金全額もらえるタイミング

上記の理由から不動産売買契約しても、ほとんど場合、不動産の売買代金全額はすぐに手元にもらえません。
手付金は不動産売買代金の3%~10% ぐらいですが、おおよそ5%くらいが一番多いでしょうか。
手付金は契約と同日に支払われますが、万が一、不動産売買契約が解除になった場合は返金する必要もあります。
手付金は、契約と同日に支払われますが使用することができないと思っていたほうがいいと思います。

不動産売買の契約を流れを知ることで、不動産売買契約しても不動産の売買代金全額はすぐに手元に入ってこないということをご理解いただけたと思います。

はじめてマンションの売却される方、またこれからマンションの売却をご検討されている方は
マンションを売却すればお金がすぐに入ってくるという誤解がないよう、不動産売買の契約を流れを知らず
資金計画に誤りが無いようご注意ください。

 

マンション売却の不動産売買契約金額は相場から適正か最終確認

最後の注意点として、マンションの売買の金額は相場と比較して適正でしょうか。
今まで、一回も比較していない。またそう言われれば心配という方いらっしゃいましたら
面倒くさがらず、査定を依頼しましょう。
査定を出して適正であれば問題がないですし、もしかしたら、金額上がるケースもあります。
不動産は大事な資産です。売却価格の比較の結果次第では数百万円かわることもざらにあります。
仮に数十万円でも上がったとしたらいいことだと思います。
売買契約の前に最終チェックの意味も込めて査定を依頼してみましょう。

 

マンション売却査定の注意点・お悩み解決法3選

マンション売却の査定についての注意点やお悩み解決方法を解説。

 

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不動産売却の流れ|5ステップで不動産売却の流れを把握

 不動産売却の流れを全く知らない人でもわかるように、不動産売却の全体の流れを売主の視点で5つのステップに分けて解説。
不動産売却は、ほとんどの方が不動産売却が初めてという方が多いと思います。不動産売却の流れや知識がないまま進めることに不安になることもあるでしょう。
 不動産売却は、以下のように①不動産仲介会社に売却相談・査定依頼、②売却を依頼する不動産仲介会社と媒介契約を締結、③不動産の販売活動を開始、④不動産売買契約を締結、⑤不動産物件の引渡し・決済の5つのステップで進んでいきます。

不動産売却の流れの全体像

不動産の売却にかかる期間は3ヶ月~6ヶ月程度です。
それぞれの5つのステップについて、解説していきます。

STEP1:不動産仲介会社に売却相談と査定依頼
不動産売買の仲介を行っている会社に売却相談と売却価格の査定の依頼をします。

STEP2:不動産仲介会社と媒介契約を締結
不動産売買の仲介会社を選んだら、売主と不動産仲介会社との間で媒介契約を結びます。

STEP3:不動産の販売活動を開始
媒介契約締結後、不動産仲介会社が不動産の売却活動を開始します。

STEP4:不動産売買契約を締結
買主が決定したら、不動産仲介会社が「買主の住宅ローン事前審査」と「不動産の最終調査」行い、不動産売買契約を締結いたします。

STEP5:不動産物件の引渡し・決済
売買契約で定めた期日で決済と引渡しが行われます。
売主・売主側仲介業者・買主・買主側仲介業者と司法書士の五者が、買主が住宅ローンの融資を受ける金融機関に集まって契約手続きするケースが多いです。

※不動産売却の確定申告
売主は不動産売却によって得た利益にかかる税金を納付するために売主は確定申告を行う必要があります。
時期は毎年2月中旬~3月中旬までに行います。

 

不動産売却の流れについて詳細は以下のコラムをご覧ください。
不動産売却の流れを図解|査定・契約・決済のスケジュール

 

不動産売却の媒介契約の種類

不動産売却を依頼する仲介会社を選んだら、売主と不動産仲介会社との間で媒介契約を結びます。

媒介契約の種類と比較

媒介契約とは、売却が成立したときの不動産仲介会社に支払う報酬額や販売活動方法を取り決める契約です。
媒介契約は①専属専任媒介契約、②専任媒介契約、③一般媒介契約の3種類あります。
売却する不動産物件やご自身の状況をもとに媒介契約の種類を選択しましょう。
以下、媒介契約の特徴をご参考にしてください。

①専属専任媒介契約
媒介契約を締結できる不動産仲介会社数…1社
買手を自分で見つけた場合の仲介手数料…必要
指定流通機構レインズの登録…義務
販売活動の報告頻度…1週間に1回以上

②専任媒介契約
媒介契約を締結できる不動産仲介会社数…1社
買手を自分で見つけた場合の仲介手数料…
指定流通機構レインズの登録…義務
販売活動の報告頻度…2週間に1回以上

③一般媒介契約
媒介契約を締結できる不動産仲介会社数…複数可
買手を自分で見つけた場合の仲介手数料…
指定流通機構レインズの登録…任意
販売活動の報告頻度…任意

 

※ポイント
①専属専任媒介契約、②専任媒介契約は販売活動を依頼する不動産仲介会社の数が1社と制限されます。
①専属専任媒介契約は買手を自分で見つけることもできますが、仲介手数料を不動産仲介会社に仲介手数料を支払う必要があり、実質的に自分で販売活動することを制限されています。

※注意点
あとからもめないように媒介契約を結ぶ際に、把握している建物の雨漏りや周辺の騒音等、売却する不動産の状況を報告書(告知書)を記入しましょう。また、建物の設備等の内容や設備の故障を明記する付帯設備表という書類に記入しましょう。

 

不動産売買の仲介手数料の計算式【簡易計算式】

不動産売買の仲介手数料のわかりやすく簡易計算式での計算方法を解説していきます。

①不動産売買価格400万円以上
⇒不動産売買価格(税抜)×3%+6万円+消費税

②不動産売買価格200万円以上400万円未満
⇒不動産売買価格(税抜)×4%+2万円+消費税

③不動産売買価格200万円未満
⇒不動産売買価格(税抜)×5%+消費税

※売主が宅建業者の場合は、建物の価格に消費税が掛かります。その場合は不動産売買価格から消費税額を除いた金額を元に、不動産売買の仲介手数料を計算します。

 不動産売却の流れや不動産仲介手数料の費用を把握したら、次は複数の不動産仲介会社に査定の依頼をしましょう。
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